日記 (H2234)

H2152 の考察で、 単位は数詞が直接修飾するようになりましたが、 これには少し問題があります。 それが tît です。 tît は 「秒」 の意味で、 これは時間の単位だと考えられるので、 数詞が直接修飾することになります。 しかし、 これでは困ることがあります。

「1 時 23 分 45 秒」 のような時刻表現は、 シャレイア語では 「1 番目の 1 時間の 23 番目の 1 分の 45 番目の 1 秒」 と考えて、 tef ic’1 meris ic’23 tît ic’45 のように序数を用いて表現します。 しかし、 tît などが直接数詞をとるとすると、 この表現は tef atis ic’1 meris atis ic’23 tît atis ic’45 のようにする必要があり、 非常に冗長です。

とりあえず考えられる解決策は、 単位として捉えるときは直接数詞をとり、 「1 秒」 という一定の時間を表すと捉えるときはこれまで通り ic’il’ を介して数詞をとることにする、 という案です。 ただ、 ちょっと統一感がなくて嫌ですね。

追記 (H2236)

上の案を採用すると、 「2 km 走る」 における 「2 km」 は走った具体的な道のりを表すので、 il’ を介して vilisos la nolôt il’20 と言うことになります。 一方、 「2 km の長さの橋」 の 「2 km」 は単に長さを表しているだけなので、 直接数詞をとって hidsol alot ile nolôt 20 となります。 微妙じゃない?

追記 (H2236)

H2236 に数詞を使った例文がたくさんあるので、 それも参考にすると良いかも。 この記事を書いてて思ったんですが、 ile 句の中身は抽象的な長さや重さなどなので、 常に直接数詞をとる形になるんでしょうか?