合成語

合成語は、 複数の語の表層形を連結することで作られる。 そのため、 基層形から表層形を得る変換は、 各合成要素の内部でのみ起こり合成要素間では起こらない。

合成語を成す最後以外の要素は、 それが体言であっても用言であっても、 合成語全体の類と格に応じて以下の特殊な語尾をとる。 このとき、 合成語全体が用言の場合は、 一律で青類の語尾をとる。 また、 合成語を成す最初以外の要素が D1 型であるときは、 語感の頭に付加されている аа のまま残っている場合に、 その а は脱落する。

合成語を成す要素は、 右側が主要部となるように並べられる。 基本語順は左側主要部であるため、 通常とは逆の順序になることには注意されたい。

合成語は、 綴りの上では、 1 つの単語と見なされて分かち書きせずに書かれる。 しかし、 発音の上では、 複数の単語が単に並んでいるものとされ、 それぞれの合成要素が個別にアクセントをもつ。