Avendia19
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日記 (2019 年 8 月 19 日)

定義 23 です。 ラスト!

文の真ん中くらいで出てくる οὖσαι は、 εἰμί の能動相現在分詞です。 基本的に、 8 月 11 日にやった 動詞の能動相現在分詞の語尾だけの形と同じですが、 アクセントに注意する必要があります [§97]。

εἰμί
分.能.現
単.主ὤνοὖσαὄν
単.属ὄντοςοὔσηςὄντος
単.与ὄντιοὔσῃὄντι
単.対ὄνταοὔσανὄν
単.呼ὤνοὖσαὄν
複.主ὄντεςοὖσαιὄντα
複.属ὄντωνοὐσῶνὄντων
複.与οὖσιοὔσαιςοὖσι
複.対ὄνταςοὔσαςὄντα
複.呼ὄντεςοὖσαιὄντα

では、 解釈に移ります。

最初の部分は良いとして、 αἵτινες 以下を見ます。 まずは ἐν τῷ αὐτῷ ἐπιπέδῳ οὖσαι ですが、 この αὐτῷ は限定的位置にあるので 「同じ」 の意味で良いでしょう。 翻訳すると 「同じ平面上にある」 です。

καὶ の後は ἐκβαλλόμεναι で再び分詞が来るので、 καὶ は前に出てきた οὖσαι とここの ἐκβαλλόμεναι を繋いでいると予想できます。 εἰς ἄπειρον は直訳すると 「無限の中へ」 ですが、 ここでは副詞的に 「無限に」 とすると良さそうです。 次の ἐφ' ἑκάτερα τὰ μέρη という表現は、 8 月 14 日にも出てきていて、 「2 つのそれぞれの方向に」 です。

ここで問題となるのが、 ἐκβαλλόμεναι に係る前置詞句がどこまでなのかです。 次の ἐπὶ μηδέτεραἐκβαλλόμεναι に係るとすると、 「2 つのそれぞれの方向に 2 つのどちらでもなく延長された」 となって意味不明なので、 ἐκβαλλόμεναι に係る語句はこの直前まででしょう。 すると、 ἐπὶ μηδέτερα は直後の συμπίπτουσιν ἀλλήλαις に係ることになり、 「どちらの方向にも互いに一致しない」 となって、 自然な意味になります。

さて、 αἵτινες 節の中には、 οὖσαιἐκβαλλόμεναι という 2 つの分詞が (καί で結ばれて) 存在し、 その後に本動詞の συμπίπτουσιν があります。 この 2 つの分詞は、 これまでのように名詞に係るというよりは、 状況説明をしていると解釈するのがここでは自然そうです。 つまり、 「同じ平面上にある」 と 「2 つのそれぞれの方向に延長された」 というのは、 「どちらの方向にも互いに一致しない」 というときの状況だということです。 こうすると、 まさに平行線の定義になります。