日記 (H2420)

citcal のような c 系代詞は、 基本的に文章中の前に出てきた語句を指します。 しかし、 たまにそれより後に出てくる語句を指すこともあります。 その例が以下の 2 つの例文です。 それぞれ、 シャレイア語辞典の calfoskol の項に例文として載っています。

dusoket a tel e’n salat vade pil e asalaf a cal, lo bozetes a ces e lef.
私はなぜそれが正しいのか分からなかったが、 彼は友達を殴った。
pilomec olov a tel e’n foskolis á dulis a’l ca loc e cal, lo bulajat a’l e loc.
これをあなたに打ち明けるかずっと悩んでいたのですが、 私はあなたが嫌いです。

両方とも、 cal はその後ろの節全体を指しています。

ということで、 c 系代詞が後ろの語句を指すというのは自然にあり得ることで、 別に問題でも何でもないんですが、 cal 以外で後ろを指す例がまだ思いついてないんですよね。 何か思いついたら、 それを含めてシャレイア語論にまとめようと思っていたので、 とりあえず日記に記事を作っておきました。