日記 (旧 2 年 4 月 22 日, H397)

once or twice から conversations in it までを第 2 文とします。

さて、 once or twice ですが、 once とか twice とかに相当する表現を考えてないんですよね。 いや、 hen が 「~回」 を表すからそれを使えば良いですね。 といっても、 これを 1 ai 2 hen と訳しても、 助詞をどうするかまだ決めてなかったりします。 これだけのために助詞を増やすのもどうかと思いますし。 日本語も英語も助詞 (前置詞) は使わずに副詞的に扱いますよね、 three times も副詞として使えますし。 シャレイア語は 2 語以上の副詞が許されていませんので、 そうするわけにはいきません。

とりあえず、 サイトの助詞一覧を眺めながら考えます。 関係ないですが、 この一覧表古いですね。 dasi なんて単語、 今はないですよ。 まあそれはどうでもいいとして、 アルカでは 「~回」 という格詞があって、 さらに量を現す格詞でも回数を表せるようです。 この量を表す助詞について考えてみましょう。

量を表す助詞を仮に po にしてみましょう。 すると、 「2 回」 は po 2 hen で表現できます。 アルカの例文には 「S を 2 個買う」 がありましたが、 これは gilsos e S li 2 pokgilsos e S po 2 pok の 2 通りで表現できるようになりますね。 あ、 「2 人で行く」 とかも iivos po 2 pok とかで表現できるようになるんですかね。 けっこう便利かもしれません。 これ採用しましょう。

さて、 これだけの時間をかけてようやく once or twice を po 1 ai 2 hen に訳せました。 で、 次は peep into ですね。 peep ですか、 意味は 「to look at something quickly and secretly」 らしいです。 「見る」 じゃないですよね 「覗く」 ですよね、 日本語なら。 でも、 「こっそりと (secretly) 見る」 でしょうかね。 「こっそりと」? まあ、 日本語訳も 「覗く」 ですし、 「こっそりと見る」 の意味で fais と造語します。 ついでに、 「秘密の」 nokans と 「秘密」 nokens を造語しておきました。 そうそう、 no がついている造語を名詞化アプラウトするときは、 no を除いた部分の最初の母音をアプラウトさせます。 この規則は明文化されていませんでしたね。

さて、 once or twice と peep into が訳せれば前半はほとんど終わりです。 the book her sister was reading は tast zalak e a som です。 zal は経過相です。

後半です。 この had、 言語によって表現が分かれそうですが、 シャレイア語は HAVE 言語なので、 原文と同じように kaj で表現できます。 picture は 「絵」 ですが、 まだ単語がなかったので reyk と造語。 conversation は 「会話」 hos を名詞化アプラウトして hus とします。 no はそのまま neek で OK です。 さて、 地味ですが考察が必要な in。 日本語の 「~の中に」 に引きずられて yeke とかで訳すと怒られます。 yekeye ekul li と同義で、 より正確には 「~の内部に」 なので、 「箱の中に」 などでは使えますが、 この場合は不適切です。 ということで、 ここでは 「表面」 fom と 「~の表面に」 yefo を造語して、 これを使いましょう。

いや、 ちょっと待ってください。 そもそも in it の訳出必要ですか。 一応 「内部に」 がなくても伝わりますよね。 あ、 でも表紙には絵があるかもしれませんね。 ですが、 主語が teerg での後に yefo teerg が続くのは冗長です。 yefo teerg ではなく ye fom として使いましょう。

さて、 これで第 2 文が完成です。