日記 (新 4 年 6 月 18 日, H1278)

シャレイア語では、 反復表現は vom という動詞を用います。

vomac vilisos a tel te taq atov vo fecil ica sod.
私は毎日家の周りを走る。

いろいろな歌を訳していると、 この反復表現が結構よく使われることが分かりました。 そうすると、 いちいち vom を使うのが冗長に感じてきたので、 いっそのこと vo’ に縮約できるようにしてしまいたくなりました。 この案を採用するかは未定なので、 現段階では非文ですが、 上の文はこのように書き直せます。

vo’vilisos a tel te taq atov vo fecil ica sod.
私は毎日家の周りを走る。

さて、 採用を見送っているのは、 縮約形が多くなりすぎたように感じているからです。 3 週間ほど前 (H1255) に命令文の ditdi’ に縮約できるようになり、 もし今回 vomvo’ に縮約できるようになったとしたら、 以下のような文も可能になります。

*di’vo’cákos a’c ovop.
また来てね。

縮約のオンパレードです。 これはちょっと抵抗があるんですよね。

採用の見送りにはもう 1 つ理由があって、 それは vom の時制や相が固定されているわけではないということです。 vo’ に縮約してしまうと、 必然的に時制と相を示す活用接尾辞が削られてしまうので、 困るときは困る気がします。