日記 (2020 年 1 月 15 日)

今日は 1.7 から 1.9 までです。

καὶ ἐποίησεν Θεὸς τὸ στερέωμα, καὶ διεχώρισεν Θεὸς ἀνὰ μέσον τοῦ ὕδατος, ἦν ὑποκάτω τοῦ στερεώματος, καὶ ἀνὰ μέσον τοῦ ὕδατος τοῦ ἐπάνω τοῦ στερεώματος.
そして、 神は大空を作り、 大空の下にある水の間と大空の上にある水の間で離した。
καὶκαίそして ἐποίησενποιέω作る|直.能.ア1.三単 冠|男.単.主 ΘεὸςΘεός|単.主 τὸ冠|中.単.対 στερέωμαστερέωμα大空|単.対, καὶκαίそして διεχώρισενδιαχωρίζω離す|直.能.ア1.三単 冠|男.単.主 ΘεὸςΘεός|単.主 ἀνὰἀνά~の上で μέσονμέσος中間|中.単.対 τοῦ冠|中.単.属 ὕδατοςὕδωρ|単.属, ὅς関|中.単.主 ἦνεἰμίである|直.能.未完.三単 ὑποκάτωὑποκάτω下に τοῦ冠|中.単.属 στερεώματοςστερέωμα大空|単.属, καὶκαί ἀνὰἀνά~の上で μέσονμέσος中間|中.単.対 τοῦ冠|中.単.属 ὕδατοςὕδωρ|単.属 τοῦ冠|中.単.属 ἐπάνωἐπάνω上に τοῦ冠|中.単.属 στερεώματοςστερέωμα大空|単.属.

文末にある τοῦ ὕδατος τοῦ ἐπάνω τοῦ στερεώματος ですが、 これは τοῦ ὕδατος という名詞句を ἐπάνω τοῦ στερεώματος という句が修飾していると捉えられます。 ここで名詞を修飾する方法について軽くまとめておきましょう。

名詞を別の語句が修飾する場合、 修飾語句がどの名詞を修飾しているのかを明示する方法として、 曲用の一致による方法と限定的位置に置く方法の 2 つが基本となります [L:§201]。 曲用の一致による方法とは、 形容詞や関係代名詞の曲用 (性と数と格) を被修飾語のものと一致させる方法です。 限定的位置による方法は、 被修飾語に冠詞がついている場合にのみ考えることができ、 限定的位置に被修飾語を置く方法です。 副詞や前置詞句のような曲用しない語句は基本的にこの方法で名詞を修飾します。 ここで、 限定的位置というのは 2 種類あります。 1 つ目は冠詞と名詞の間で、 ἀγαθὸς ἄνθρωποςἀγαθὸς のような位置です。 2 つ目は名詞の直後ですが、 このときは被修飾語の直前に冠詞を反復して置く必要があり、 例えば ἄνθρωπος ἀγαθός のような形になります。

さて、 ここでは ἐπάνω τοῦ στερεώματος という副詞句が修飾語句なので、 被修飾語となる τοῦ ὕδατος の限定的位置に置く必要があります。 そこで、 被修飾語の直後を選んだわけですね。

καὶ ἐκάλεσεν Θεὸς τὸ στερέωμα οὐρανόν. καὶ εἶδεν Θεός, ὅτι καλόν, καὶ ἐγένετο ἑσπέρᾱ καὶ ἐγένετο πρωΐ, ἡμέρᾱ δευτέρᾱ.
そして、 神は大空を天と呼んだ。 そして、 神はそれを良いと見て、 晩になり、 朝になり、 2 番目の日となった。
καὶκαίそして ἐκάλεσενκαλέω呼ぶ|直.能.ア1.三単 冠|男.単.主 ΘεὸςΘεός|単.主 τὸ冠|中.単.対 στερέωμαστερέωμα大空|単.対 οὐρανόνοὐρανός|単.対. καὶκαίそして εἶδενὁράω見る|直.能.ア2.三単 冠|男.単.主 ΘεόςΘεός|単.主, ὅτιὅτι~ということを καλόνκαλός良い|中.単.主, καὶκαίそして ἐγένετογίγνομαιなる|直.中.ア.三単 ἑσπέρᾱἑσπέρᾱ|単.主 καὶκαίそして ἐγένετογίγνομαιなる|直.中.ア.三単 πρωΐπρωΐ, ἡμέρᾱἡμέρᾱ|単.主 δευτέρᾱδεύτερος2 番目の|女.単.主.

うん。

καὶ εἶπεν Θεός· συναχθήτω τὸ ὕδωρ τὸ ὑποκάτω τοῦ οὐρανοῦ εἰς συναγωγὴν μίαν, καὶ ὀφθήτω ξηρ´. καὶ ἐγένετο οὕτως. καὶ συνήχθη τὸ ὕδωρ τὸ ὑποκάτω τοῦ οὐρανοῦ εἰς τ`ς συναγωγ`ς αὐτῶν, καὶ ὤφθη ξηρ´.
そして、 神は言った。 「天の下にある水は 1 つの集まりへと集まり、 乾いたものが見られよ。」 と。 すると、 そのようになった。 そして、 天の下にある水はその集まり自身に集まり、 乾いたものが見られた。
καὶκαίそして εἶπενλέγω言う|直.能.ア2.三単 冠|男.単.主 ΘεὸςΘεός|単.主· συναχθήτωσυνάγω集まる|命.受.ア1.三単 τὸ冠|中.単.主 ὕδωρὕδωρ|単.主 τὸ|中.単.主 ὑποκάτωὐποκάτω下に τοῦ冠|男.単.属 οὐρανοῦοὐρανός|単.属 εἰςεἰς~の中へ συναγωγὴνσυναγωγή集まり|単.対 μίανεἷς1|女.対, καὶκαίそして ὀφθήτωὁράω見る|命.受.ア1.三単 冠|女.単.主 ξηρ´ξηρός乾いた|女.単.主. καὶκαίそして ἐγένετογίγνομαι生まれる|直.中.ア.三単 οὕτωςοὕτωςそのように. καὶκαίそして συνήχθησυνάγω集まる|直.受.ア1.三単 τὸ冠|中.単.主 ὕδωρὕδωρ|単.主 τὸ冠|中.単.主 ὑποκάτωὑποκάτω下に τοῦ冠|男.単.属 οὐρανοῦοὐρανός|単.属 εἰςεἰς~の中へ τ`ς冠|女.複.対 συναγωγ`ςσυναγωγή集まり|複.対 αὐτῶναὐτός自身|複.対, καὶκαίそして ὤφθηὁράω見る|直.受.ア1.三単 冠|女.単.主 ξηρ´ξηρός乾いた|女.単.主.

συναχθήτω, συνήχθη < συνάγω 「集まる」。 これは συν- 「ともに」 と ἄγω 「導く」 の合成語です。 ἄγω の主要部分は以下の通りです。

ἄγω
直.能.現ἄγω
直.能.未ἄξω
直.能.ア2ἤγαγον
直.能.完2ἦχα
直.中.完ἦγμαι
直.受.ア1ἤχθην

συναγωγὴν, συναγωγ`ς < συναγωγή 「集まり」。 上で述べた συνάγω の名詞形です。 この単語が由来となっている英語の synagogue は 「ユダヤ教の礼拝所」 の意味で使われています。