Avendia19
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日記 (2020 年 1 月 25 日)

やっていきます。

καίτοι 「そして実際」。 καί 「そして」 と τοι 「まさしく」 の合成語で、 しばしば γε と呼応して強調を表します。

途中にある ὡς ἔπος εἰπεῖν は 「いわば, 言ってみれば」 の意味の慣用表現です。

ἐθαύμασα < θαυμάζω 「驚く」。 この動詞の活用は、 語幹が θαυματ- だと思えばわりと規則的です。 現在時制に現れる ζ は、 この語幹末の τ が古くに y 音の影響を受けて変化したものと分析できます。

θαυμάζω
直.能.現θαυμάζω
直.能.未θαυμάσω
直.能.ア1ἐθαύμασα
直.能.完1τεθαύμακα
直.中.完τεθαύμαμαι
直.受.ア1ἐθαυμάσθην

ἐψεύσαντο < ψεύδω 「嘘をつく」。 英語の pseudo- に残ってますね。

ψεύδω
直.能.現ψεύδω
直.能.未ψεύσω
直.能.ア1ἔψευσα
直.中.完ἔψευσμαι
直.受.ア1ἐψεύσθην

χρῆν < χρή 「しなければならない」。 非人称動詞なので、 人称や数による活用はありません。 また、 その活用形は χρήεἰμί の活用形に結合させることで得られます [L:§120]。

χρή
直.能.現χρή
直.能.未完χρῆν < χρὴ ἦν
直.中.未χρῆσται < χρὴ ἔσται
接.能.現χρῇ < χρὴ ᾖ
希.能.現χρεῖη < χρὴ εἴη
不.能.現χρῆναι < χρὴ εἶναι

特に後半の節の解釈が難しかったので、 ここで文構造を明白にしてきます。 τοῦτο は前の節の ἓν を受けています。 続く ἐν ᾧτοῦτο に係る関係代名詞節を構成しており、 これ以降の部分は、 とりわけ驚いたことの中でどうあったのか (何が言われたのか) が説明されています。

μὴ は否定辞ですが、 接続法の動詞とともに用いられて、 これだけで 「~しないように」 という否定の意図や否定の目的を表す従属節を作ります [L:§307]。 ここでは、 μὴ ὑπ' ἐμοῦ ἐξαπατηθῆτε で 「私に騙されないように」 です。

この後の ὡς ですが、 ここでは 「~のように」 のような仕方や比較を表していると解釈できます。 ὡς は分詞とともに用いることができ、 このときの分詞の性数格は、 仕方を表している対象の名詞に一致されます [L:§341]。 今回は、 ὡς の後ろにある分詞 ὄντος は男性単数属格形なので、 ὡς 以下は ἐμοῦ に係っていると解釈できます。 ὄντος の補語は直前にある δεινοῦ です。 この単語は何に熟練しているかを不定法で受けますが、 文末に λέγειν があるので、 「話すことに熟練している」 の意味になっていると分かります。 語順が飛び飛びですが、 古典語だしまあよくあるよね。