Avendia19
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日記 (2020 年 1 月 17 日)

今日もやっていきます。

ἐξήνεγκεν < ἐκφέρω 「生み出す」。 ἐκ- 「外に」 と φέρω 「運ぶ, もたらす」 の合成語です。 1 月 10 日でも述べたように、 φέρω は不規則活用動詞で、 そのアオリスト時制形は ἤνεγκα になります。 ἐκ- は母音の前で ἐξ- になるので、 ἐκφέρω のアオリスト時制形は ἐξήνεγκα になります。

1.8 の後半と全く同じだよ。

φωστῆρες < φωστήρ 「光, 光をもたらすもの」。 φῶς 「光」 と -τηρ (行為者や道具を現す名詞を作る接尾辞) の合成語です。

φαῦσιν < φαῦσις 「出現, 輝き」。 φαίνω 「現す, 輝く」 と -σις (動作の抽象名詞を作る接尾辞) の合成語で、 φάσις という形もあります。 ここで出てくる φαίνω は phenomenon の pheno- の部分の語源になっています。

σημεῖα < σημεῖον 「印」。 σῆμα 「印」 と -ιον (指小辞) の合成語です。 この σῆμα は semantic などの sema- と語源関係があります。

τοῦ διαχωρίζειν から始まる部分ですが、 ここの前にある節の動詞である γενηθήτωσαν の目的を表していると解釈できます。 つまり、 「光が天の大空の中に生まれる」 の目的が、 この部分の 「昼と夜を離す」 であるというわけです。 διαχωρίζειν は不定法なのですが、 ここで不定法について少し触れておきます。

不定法は、 動詞が示す動作のみを抽象的に表す形で、 動詞の名詞形とも捉えることができます。 したがって、 通常の名詞と同様に冠詞を伴うことができ (もちろん冠詞を伴わずに使うこともできる)、 このときの冠詞は中性単数形を用います。 この冠詞付きの不定法は、 普通の名詞と同様に、 例えば主格であれば別の動詞の主語になったり、 対格であれば別の動詞の目的語になったりできます。

不定法には様々な用法がありますが、 その 1 つに動作の目的を表す用法があります [L:§323]。 このとき、 もしその不定法が冠詞を伴っているならば、 それは属格にします。 今回出てきた τοῦ διαχωρίζειν は、 この用法で用いられた属格形冠詞を伴った不定法ということになります。