Avendia19
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概要

これは、 「シャレイア語 1 日 1 例文」 と称して Twitter で呟いたシャレイア語の例文をまとめたページである。 例文一覧は Twitter 検索でも見ることができる。

各例文に対し、 シャレイア語の文とその日本語訳に加え、 グロスと簡単な解説を付した。 また、 例文中および解説中にあるシャレイア語の単語をクリックすると、 オンライン辞典の該当項目に移動するようになっている。 グロスで使われる略号は、 こちらを参照すること。

各例文の見出しには、 その例文を Twitter で呟いた日付と、 隣に括弧書きでその例文が辞書のどの項目に載っているかを記載した。

目次

例文

2567 (qikov)

「青く光る」 の 「青く」 の部分は、 動作中や動作後の状態を表す助詞である se を用いて表現する。 se の後ろには形容詞が置かれることが多い。 日本語のように 「青い」 を副詞として使うと、 青さを感じさせるような (ある種で共感覚的な) 様子で光ることを表してしまい、 青い光を発することは意味しなくなってしまう。

2568 (tílirsítpiv)

nissarac は、 「幸運で嬉しくさせる」 という意味の感情動詞である sarac に、 「~という感情を誘う」 という意味の準飾詞 (接辞) の nis+ が付けられてできた単語である。 nis+ はあらゆる感情動詞に付けられるため、 辞書に nis+ の付いた形がわざわざ載せられていない場合があるので、 注意すること。

2570 (kevcaq)

SZ と書かれている」 は、 日本語と同じように 「書く」 を意味する kòd を用いて表現する。 英語のように 「the sign says」 のような表現はしない。

引用内の最初にある e agipik は遊離助詞句である。 「ここは危険である」 という意味の salat a fêd e agipik という文が裏に想定されており、 この文の e agipik のみが抽出された形である。 形容詞や名詞を単独で言いたいときに、 しばしばこのような動詞のない助詞句のみの文が現れることがある。

2571 (nitdel)

日本語の 「窓」 に相当する単語は seriktédser があり、 serik は壁に開けられた穴の方を指し、 tédser はその穴に取り付けられた窓枠や窓ガラスを指す。 割られるのは窓ガラスの方なので、 文中では tédser の方が使われている。

voltigat から fecil までの節は、 直前の tédser を修飾する限定節である。 両側をタデック (コンマ) で囲まれているので、 被修飾語の tédser の指す範囲を限定するのではなく、 tédser の補足説明をしているというニュアンスになっている。

met は、 前に出てきた単語の代わりをし、 同じ単語が繰り返されるのを防ぐ役割がある。 英語の代名詞の one とほぼ同じである。 この文では、 tédser の代わりをしている。

2572 (kosiz)

文全体は、 okosiz evêk という副詞句が文頭に倒置された形をしている。

「1 億円する絵画」 は 「1 億円分だけ高価な絵画」 と考え、 形容詞や副詞の程度を具体的な数で説明する役割をもつ le を用いて表現する。

2575 (kezis)

天候を表す動詞は、 主語や目的語などは取らずに単独で用いる。 この文では、 「晴れる」 を意味する xakal が使われている。

「置き忘れる」 の意味の 「忘れる」 を表現するには、 kezis を用いることが多い。 日本語の 「忘れる」 に最も近い単語は pâm だが、 これは 「覚えていたことを思い出せなくなる」 の意味なので、 ここでは不適切である。

2575 (ficav)

dulesos e kin の後に節を続けることで、 その節全体を否定する文を作ることができる。 この例では、 「謝ったので許される」 という内容全体が否定されて、 「謝ったからといって許されるわけではない」 という意味になっている。 単純に ficav を否定形にするだけでは、 「謝ったので許されなかった」 という別の意味になってしまうため、 この形を使っている。

vas は一般論を表現したいときに使う代詞である。 英語で 「総称の you」 と呼ばれている you と同じような働きをもつ。

2576 (levkit)

命令文を作るには、 普通の文の前に ditat を置く。 文法的には、 ditat は特殊な動詞 dit の現在時制継続相自動詞の形で、 それを助動詞的に用いていることになるが、 ditat で命令文のマーカーになっていると考えて良い。 ditat に続く文は通常の文でなければならないので、 例えば命令対象である loc は省略できないことに注意。

命令内容が実際に行われるのは命令した時点より後なので、 ditat に続く動詞は基本的に未来時制にすることが多い。 しかし、 この文は案内板に書かれていることを想定しているため、 常に禁止するという意味を込めて、 ditat の後の動詞は全て通時時制になっている。

この文に含まれる 3 つの命令文全てにおいて、 ditatdi' という縮約形として用いられている。 また、 di' に続く命令内容を否定形にすることで、 「~するな」 という禁止を表している。

「20 分以上」 にあるような 「以上」 を表現するには、 数量を表す le にこの意味を加えた levo を用いる。 語法は le と全く同じである。

なお、 元ネタは 『Portal2』 というゲームの案内板。

2578 (sávak)

aqonef ebam という形容詞句を iti 節で修飾することで、 つまらなさの度合いが寝ていない者がいないほどだったことを表現している。 ti は非動詞修飾形で用いられ、 形容詞や副詞を修飾し、 その程度がどのくらいなのかを説明する役割をもつ。

iti 節の中身は、 dudéxatdus という否定語が 2 つ使われた二重否定の形になっており、 肯定の意味を強調している。

文末の calsávak を受けている。 sávak は 「授業」 というモノを表す名詞なので、 通常ならモノを表す cit で受けるが、 今回は授業そのものではなく授業の内容を指すために、 コトを表す cal で受けている。

2579 (xer)

2581 (becam)

「よく転ぶ」 というのは習慣を表すので、 繰り返しを表す vom を用いている。 さらに、 現在続いている瞬間というよりは、 過去も未来も 「よく転ぶ」 ということを繰り返しそうというニュアンスを込めて、 vom は通時時制になっている。

2586 (liqon)